トピックス

開催概要

研究発表大会

  • 2008年5月24日(土)~25日(日)
  • 横浜商科大学 つるみキャンパス

理事会

  • 2008年5月23日(金) 17:30~ (場所は理事会の開催通知をご確認ください。)

お知らせ

大会プログラムを公開しました。

参加申込受付期間が変更になりました。「参加申込」ページでご確認下さい。

統一論題

「情報セキュリティの実践と企業倫理の課題」

日本情報経営学会第56回全国大会開催の趣旨

 現代組織の経営において、情報セキュリティの実践と企業倫理の確立は重要な経営課題となっています。米国では、2001年のエンロン事件や2002年のワールドコム事件等の不正会計に端を発して、資本市場の信用回復のために、監査制度やコーポレート・ガバナンス(企業統制)に関する改革を行うことを目的に、すべての上場企業に対する企業改革法(Sarbanes-Oxley Act:SOX法)が2002年7月に成立しました。また、日本においても金融商品取引法(J-SOX法)が2007年9月より施行されました。SOX法では、監査の独立性強化、企業責任の厳格化・明確化、情報開示の強化等を徹底させることで、コーポレート・ガバナンスや内部統制の確立が求められました。また、その実践は、企業倫理に裏付けられる必要があります。

 このような背景を受けて、今回の大会では、「情報セキュリティの実践と企業倫理の課題」を統一論題としました。情報セキュリティの実践は、これまでの事後対処的な視点だけではなく、明確な企業倫理に基づくITコンプライアンス(法令遵守)の徹底や、その実現に向けて先を見越した行動をとるためのプロアクティブ(事前予防)対策へと移りつつあります。企業が情報セキュリティの実践において自律的・継続的な取組みを推進していくためには、企業の社会的責任(CSR:Corporate Social Responsibility)を樹立するための仕組みの整備が不可欠です。

 これからの組織が、情報セキュリティの実践や企業倫理の課題に取り組むためには、情報経営の視点から、今何が求められるのか、情報セキュリティの実践が企業倫理や社会的責任にどのように関わるのか、どうすればプロアクティブに取り組むことができるかなどについて、多面的に検討されることを期待します。

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