第12週 野毛の新しいムーブメントを創る(3) 相馬千秋先生

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まちのアート・プラットフォーム・「急な坂スタジオ」の活動

「急な坂スタジオ」ってそうだったんだ。というのが正直な感想です。ずいぶん面白いことやっているんですね。レジデント・アーチストとかアーチスト・イン・レジデンスとか横文字いっぱいでよくわからなかったけれど、要するにアーチストと呼ばれる人たちが、ゆっくり腰を落ち着かせて活動できる場を提供することを基礎にして、派生して出てくる様々な課題に一緒になって取り組んでいらっしゃるようです。相馬先生がおっしゃるように、確かに「会館」「ホール」のような発表の場は多くても、作品を生み出していくための環境は、日本中どこも、意外なほど貧弱なのかもしれませんね。その意味で、急な坂スタジオの活動は大変先駆的で貴重な働きです。そんな活動拠点が横浜の、それも野毛にこんなに近く生まれたことを本当に喜びたいと思いました。

それにしても、現代芸術といわれるものはなかなか難解でした。若者言葉の語りや舞踏は、表現をとことん突き詰めていくとあの領域に入っていってしまうのかなと思いましたが、残念ながらおじいちゃん世代には壁があったようです。おじいちゃん世代はどうしても「起承転結」で物事を理解し評価する癖があるせいか「だから何なの?」「どこに意味があるの?」と考えてしまうのです。でも、巣鴨の地蔵通り商店街の「ツアー」は野毛でもやってみたいと思いましたよ。野毛には巣鴨に負けないくらい面白スポットがあるのですから。

「急な坂」は文化を創造していく人びとにとって、今の状況を最も象徴的に言い表している名称かもしれませんね。スタジオが一日も早く地域に根付き、理解者や協力者を得て、「ゆるやかな坂」になってくれることを願いました。

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